沈黙のテロリスト(原題:TICKER)

 


 この映画を観た理由は・・・って『催眠』に引き続き、観た理由を語る必要が有る映画なのかよ。7月1日はまるで映画のハズレ日みたいですね。だってこの映画、相当駄目なのですから。

 

 前評判で「ある意味必見」「シュールレアリズムアクション」「ポリティカル不条理サスペンス」とか言われて、更には具体的に「シーンの繋がりがおかしい。夕方4時の2時間後に日中になる」とか「昼間のシーンの次のカットが夜だった」とか「合成が浮いて見える」とか「カット割のせいでアクションが変だ」とか言われて、挙句の果てには「普通のB級映画なら何故こんなに駄目になったか、解釈出来るのに、この映画ではどうしても分からない」と、とにかくけなされていると、逆に観たくなってしまうのは人間の常でしょう?そう言う理由で観に行った映画なのです。そもそも僕、スティーブン・セガール嫌いだし。だいたい何が「沈黙」だって言うんだ。

 

 はい、えー、だから感想文も何も有りません。上記の通りの映画です。「ある意味必見」に偽りは無いですよ。もし、もし、もし、どうしても時間を無駄に過ごしたいなら、この映画のビデオを借りてきて熱心に観てみましょう。最後の場面で主人公が語る言葉のせいで、今まで何の物語りが展開したのか完全に見失う映画は初めて観ましたよ、僕。

 

2001年7月1日鑑賞


映画感想文に戻る 2001年に観た映画に戻る [ち]に戻る 更新日順に戻る ホームへ